2011-05-06
先日、ビンラディン殺害をアメリカ政府が発表し、全米が歓喜に沸いたニュースを見た人は多いだろう。
その時、自分は、「悪人ではあるが人が亡くなったをこんなに歓喜できるとは・・・アメリカの人々の感覚はわからない。」と思った。
政府がビンラディンを殺害したことではなく、それを受けた大衆の行動が目に余る光景に見えた。
こんなことをアメリカでアップしようものなら大炎上間違いないだろうが、正直な気持ちそう思ったのである。
もちろん9・11を忘れた訳でない。
国籍で区別するつもりはないが日本人も多く亡くしている。
ビンラディン殺害はその復讐ともとれるが、そのことに歓喜し、あそこで騒いでる人のどのくらいが9・11の関係者なのだろうかということである。
遺族であれば復讐心も大きくて当然だと思うが、ただのアメリカ人としてあそこまで騒げるのはどうだろうか・・・。
ところが、「自分と同じ思いのアメリカ人もいるんだ」って記事があった。
アメフトのピッツバーグ・スティーラーズのランニングバック(RB)ラシャード・メンデンホールは、ビンラディン容疑者に関する失言で、アパレルメーカーのチャンピオンと結んでいたスポンサー契約を失ったとあった。
ツィッター上で「人の死を祝うのは、どんな種類の人々なんだろう? 実際に話している声すら聞いたことのない人物をそこまで嫌うことはできるなんて凄いことだ。俺たちは、一方の主張しか聞いていないのに」とコメント。
この発言に対して批判的な声が多く挙り、スポンサーから見切られた。
スポンサーが契約を打ち切った理由は、メンデンホールが同社を代表するに適切な人物であると信じられなくなったとし、また同社はテロと戦う政府の姿勢を強く支持し、今回の米軍の行動は適切なものだったとの声明を発表している。
大衆心理に対抗する気はないが、人として間違いではない少数意見を踏みにじるのがアメリカの国民性なら、アメリカ合衆国は未だ自由とは程遠いだろう。
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